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ゲームプログラマーが独立起業してみるブログ

Steelcase 製ワーキングチェア「Gesture(ジェスチャー)」の 7 ヶ月目のレビュー

えのきです。

約 8 年ほど使用した「アトラス」の後釜として選んだのは、Steelcase 社のワーキングチェア「Gesture(ジェスチャー)」でした。

今回はこのジェスチャーについて、7 ヶ月ほど使用した感想を交えてまとめたいと思います。

 

ジェスチャーチェアのある作業環境

  

アトラスのレビュー記事もありますので併せてどうぞ。

 

ジェスチャーってどんなイス?

ジェスチャーは世界的オフィス家具メーカーである(らしい。日本ではあまり馴染みがないような) Steelcase 社のワーキングチェアで、フラグシップにあたるモデルです。

フラグシップだけあって結構お高いイスで、自分が買った頃の相場は新品だと 17 万円くらいでした。今ネットで見てみると、ちょっと下がってますね。大体 15 万円前後のようです。

今まで使っていたアトラスが 10 万円くらいでしたから、自分としても「果たして値段に見合う満足感があるか‥?」という、ややチャレンジングな買い物でした。

 

選んだ決め手は座面の良さ!

試座できるお店で色んなイスに座ってみたのですが、他のイスと比べてジェスチャーのほうが明らかにいいなと思ったところは、座面です。全周がソフトな素材で出来ていて、どのように座っても固い部位が当たって痛くなったりしない。

このように、とってもフレキシブル。

ジェスチャーチェアの柔らかい座面

自由な姿勢を許容するというコンセプトがよく表れているポイントだと思います。イスの上で胡坐をかいたり足を組んだりする人にはいいんじゃないでしょうか。

可動範囲の大きいアームレストなど、他にも色んなセールスポイントのあるイスですが、自分にはこの点が最大の決め手になりました。

 

日本では 1 モデルしか扱ってない(本国では 3 モデルある)

座面自体はとても気に入ったのですが、どうも座面高が少し高いような気がしました。アトラスの座面を一番高くした状態(≒バロンの座面を一番低くした状態)より、ジェスチャーの座面を一番低くした状態のほうが高いかな?といった感触。

アメリカ本国では座面の高低で 3 つのバリエーションがあるようなので、できれば座面の低いモデルが欲しいと思い方々当たってみたのですが、国内でこれを扱っている代理店は残念ながら無いようです。

たとえばこちらの海外サイトでは、シートの高さを選べるようになっています。

上記サイトからの画像の切り抜き。Standard/Short/Tall の 3 種類あります。

ジェスチャーチェアのバリエーション

代理店のひとつである内田洋行への問い合わせでは、「おそらく個人輸入でないと手に入らない。今のところ取り扱いの予定は無い」という返事をもらいました。残念。

 

カタログ値より座面が高いので注意が必要

購入後しばらく使ってみて、やはりやや座面が高いと感じました。私の身長が 165 cm ですのでこれより大柄な方であれば特に問題とは感じないかもしれませんが、女性や小柄な方は要注意です。

カタログを参考に今お使いのイスの値と比べて決められる方もいるかと思います。私もアトラスの数字と比較して、座面の高さについては気のせいかなぁと自分を納得させたのですが。しかし納品後に実測してみると‥ やはりカタログ値より高い

こちらが内田洋行のカタログに載っていた数字。

ジェスチャーチェアのカタログ値

この数字通りなら、アトラスの座面を最も高くした状態(≒バロンの座面を一番低くした状態)よりは、座面を低くできるはずなんですが。(アトラスの座面最高値は 435)

では現物を見てみましょう。一番下げた状態の座面。

ジェスチャーチェアの実際の座面の高さ

座面上端で 450 くらいありますね。荷重掛けて沈み込んでも、10 ~ 20 くらいしか沈みません。

次にアームレスト。座面を一番下げて、アームレストも一番下げた状態。

ジェスチャーチェアの実際のアームレストの高さ

595 くらいでしょうか。やっぱりどうも現物は、カタログ値より 30 ~ 40 ほど高くなっているようです。

海外の Tall モデルの数値とも違ってるようですし‥ 何でしょう? この差は。誤差にしては大きいので、ちょっと困りものです。

 

気に入っている所

ヘッドレストが無いと、やはり寝落ちが激減しますね。作業目的でイスを検討してる方には、ヘッドレスト無しを薦めたいです。このイスの性能と直接関係ないですが^^;

メッシュと違って背面が沈み込まず、肩の自由度があるのが良いです。伸びをしたり本棚に手を伸ばしたりできるのが、思いのほか気持ちいいなぁと。

あとやはり座面。どう座っても快適です。長時間、姿勢をちょこちょこ変えながら、ダラーっと作業するのには向いてますね。

 

やや気になる所

足の幅がアトラスより狭いためか? 背面に体重を預けたときに、一輪に荷重が偏って掛かっているような気がします。フローリングが少しミシリと鳴るので。自分はソフトキャスターを付けたのですが、どちらかというとチェアマットを検討したほうが良いのかも。

アームレストは、後傾姿勢だとあまり活用できません。後傾姿勢だとデスクに潜り込める高さまでアームレストを下げないといけないので、せっかくのアームレストが機能しなくなります。逆に背面を立てた姿勢でなら、アームレストをデスクの天板と同じくらいの高さまで上げられるので、かなりいい感じに機能します。自分は後傾姿勢が主なので、あまり使いどころが無いかも。

剛性感が全体的に薄いです。あそびが多いというか、少しフニャフニャしてます。イスのコンセプト的にも実用上は問題にならないと思いますが、お値段の割には安っぽい印象を受けます。あとリクライニングでたまに少し音鳴りしたりもしてますが、これは個体差かもしれません。(のちに音鳴りが悪化し新品交換になりました。後述)

座面エッジに掛かる負荷がかなり高そうで、ここからヘタレて来る気がしてます。保証の長い Steelcase 製品ですが、経年でヘタレた場合は無償とはいかないでしょうから、座面交換で高くつきそう。

 

オススメ度は低いかも

さて、チャレンジとして奮発して買った高級イスなわけですが。素直な感想としては、

「 アトラス買い直したら良かったかな‥(´・ω・`) 」

って所ですかねぇ。ブログに広告も貼ってる事だし、もっと褒めたい所なんですが^^;

お値段相応の満足感が無いのが一番の理由です。本国の売価で円換算 12 万円くらいですが、この値段でも評価はあまり変わりませんね。

アトラスと比べて品質がそれほど劣っているとは思わないのですが、価格差を考えるともっと明確にわかる品質の向上が欲しいところです。イスのキャラクター的にも工芸品というよりは工業製品だと思うので、デザインやコンセプトではなく品質で差を見せつけてくれないと納得感が薄いかなぁと。

あと、これはただの個体差による当たり外れかもしれませんが、リクライニング時の異音で一度新品交換になりました。構造的に音が鳴りやすいのかもしれないので、情報として一応。

 

 

 

といった感じでまとめてみましたが、如何だったでしょうか。

なんかネガ要素多めに書いてしまいましたが、あくまで私個人の感想ですので。絶対的な水準としては良いイスだと思うので、お値段に納得できる方であれば全然アリだと思います。

自分的には、Steelcase の長期保証(8 年)がどの程度「使える」ものか興味があって買ってみた所もあるので、そのへんについて今後レポートしていけたらなぁと思ってます。

それではー。

 

 

追記

また異音が出て 2 度目の新品交換をしました。このイスはオススメできなくなっちゃいました。