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ゲームプログラマーが独立起業してみるブログ

「@type 転職フェア」に行ってきた

起業準備中? えのきです。

とか言いつつ再就職の可能性も捨ててないよ?という、ある意味くそ舐めたスタンスでやっている私。

情報収集のためにと思い、「転職フェア」なるものに参加してみました。失業給付金を貰うのに必要な求職活動実績にもなるしね!

つまりはまぁ半分冷やかしといった体だった訳なのですが、いざ参加してみたら思いのほか面白かったので、ちょっとまとめてみようかなと。


「@type 転職フェア」とは

転職サイト「@type」さんが主催している、企業の採用担当者が集まってるから直接いろいろ話が聞けるよ!っていうイベントです。

私が参加したのはこれ。

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割と定期的に開催されてるようですね。

スーツでなくても何とかなった

スーツを着て行こうと思ってたのですが前日に一張羅を引っ張り出して着てみたところ‥ やべぇ、入らない(汗)

しょうがないので襟付きシャツにノーネクタイでジャケット羽織って、浮かないかなぁとドキドキしながら行ったのですが‥ 思ったより大丈夫でしたね。はー、良かった。

サイトの FAQ には「7割の方はスーツで来ます!」と暗にスーツで来いやコラと書いてあるのですが、まぁ客先に行って失礼にあたらない程度の恰好なら問題なさそうです。

出展企業側の温度感はどうなの?

サイトを眺めてるだけだと、どういう温度感のイベントなのかイマイチ解らないですよねぇ。気合入れまくって参加したのに冷たくあしらわれたらどうしよう‥!とか考えちゃったり。

結論から言いますと、企業側からとっっっっっっても積極的に声を掛けて来られますので、心配ご無用ですよ。

どれくらい積極的かと言うとですね、夜の繁華街を歩くと呼び込みのおにーさんが追いすがって声を掛けて来たりするじゃないですか? あれの人数を 4 倍にした感じでしょうか。企業ブースの間を歩くと次から次に声を掛けられますので、目当てのブースまでの移動に結構苦労します。呼び込みと違って無下に断りにくいぶん、余計にたちが悪い(笑)

まぁ見た感じ各企業の新入社員や人事担当者がノルマ課せられてやってるんじゃないの?という気がしないでもないので、実際にこちらに興味を持ってるかはアヤシイですが。でも少なくともこちらからのアプローチの仕方に気をやる必要は無いので、助かる人もいるでしょう。

主催者側で配置している「企業コンシェルジュ」なる方から聞いたのですが、出展企業側はそれなりの金額を払って出展しているそうなので、基本的にはすぐにでも人材が欲しい、急募状態の企業ばかりとの事でした。ホントかなぁ?

「スカウトメール」を貰おう!

会場で受付を済ませ、とりあえず手始めに「市場価値判断」というのをしてみたあたりで、出展企業から「スカウトメール」が次々に届きだしました。

「事前登録」して受付したからなのか、「市場価値判断」をやったからなのか、どっちがトリガーになったのかちょっと判らなかったんですけど、この「スカウトメール」はどの企業のブースを訪問するかの良い指標になり、助かりました。名前も聞いたこともない企業も割と多いですからね、何かしら指標が無いと選び辛いし、話し辛いので。スカウトメールには「あなたのこのスキルに興味があります!」とか「あなたにこういう活躍を期待しています!」とか書いてあるので、そのへんから掘り下げて話を伺うのが良さげ。まぁ明らかにテンプレな感じのメールも多かったんですけど、それならそれでスルーの指標にはなりますし。

「市場価値判断」は、よくある性格診断とスキルセット入力で、自分のお値段を出してくれるというものです。入力にすっごい時間が掛かるので若干鬱陶しかったのですが、これでスカウトメールが貰えるんだとしたら、やったほうがいいと思います。値段もたぶん高めに出るようになってると思われるので(自分も在職中より 100 万ほど高かった)、気分よくフェアに参加するための景気付けにはなるでしょう(笑)

独立することを正直に話したら営業トークになったヨ

自分は離職中のため、企業の方と話すと必ずその点について訊かれました。

その都度「転職フェアでこんな事を言うのもアレなんですけど‥」と起業準備中である旨をざっくばらんに打ち明けていたのですが、フリーランスや外部受託を活用している企業さんは「それならそれで興味があるので大丈夫ですよ!」というスタンスで話を聞いてくれたので非常に助かりました、というか良い営業になりました(笑) 出展企業側から営業を掛けるのは主催者から禁止されているそうですが、こちらからの営業は特に問題ないそうです。

まぁ何というか、何でも話してみるもんだなぁと思いましたね。会社に命じられて来ている企業側の担当者さんもつまんない話よりは楽しい話をしたいと思ってるようなので、あんまり固くならないで気楽に話すのがコツかもしれません。

ベンチャー企業の話はやっぱり面白い

出展している企業さんの規模は千差万別で、上場企業もあれば小規模なベンチャー企業もあるのですが。

入社するかはさて置いて、ベンチャー企業の話も聞いてみるのをオススメしますよー。ベンチャーでやってる方ってのは明確で主体的なビジョンを持ってることが多いので、何というか、非常にエネルギッシュです。話を伺ってると元気を分けてもらえる気がします。熱に中てられて疲れちゃう事もあるけど(笑)

普通に会社勤めしてるとあんまり接する機会の無いかもしれないトコロなので、折角のこういう機会だしと思って一通りお話伺って回りました。

異業種の話も意外と面白い

こういうエンジニア向けのフェアに出展している企業は所謂 Web 系やシステム系ばっかりなので、元コンシューマーゲーム系の自分からしたら殆ど異業種、完全アウェーです。

ですがスキルセットは共通するところも多いですし、ソフトウェア開発としての勘所は業種は違えど同じだったりするので、割と話は盛り上がるんですよね。マネジメント観点での話となると特にもう、どこの世界でも同じだなーってひしひしと感じられます。

あ、なんか、割とどこ行っても食える気がしてきたかも、って(笑) 在職中にマネジメント経験しておいて良かったぁ、と思える一幕でした。

同業種の話はニヤリ面白い

一社だけ同業種の企業さんが出展していたので、そちらにもお話を伺いに行ったのですが。

先方は自分の経歴を見るなり業界トークモードに突入で、いろいろ突っ込んだ話を聞けました。在職中の同業他社さんにはちょっと言えないような事も、フリー相手なら憚らずに言えるって事? 大丈夫?(笑)

でもその方のお話からはコ○ミさんの熱い企業姿勢が見えて、元業界人としてもいちゲームファンとしても、とても感心&安心させられたんですよね。もし広報も兼ねて出展されてるのだとしたら、完璧な仕事をされたと思う。

ある程度内部事情を読み取れる同業他社さんの所に、インタビューの感覚でお話を伺いに行くのはアリだなーと思いましたね。



とまぁこんな感じで。

ここのところ家に籠ってひとりで開発ばっかりやってたので、久々のビジネストークは楽しかったですねぇ。受託業務もやる気になったら、いろんなトコに営業に行ってみたいなー。

以上、今のところは自社開発一本でいくつもりの、えのきでした。